「・・・渇き・・・」
「サンタさんに会えるかな?」

この質問と同時に
私の顔を
左側からやって来るトラックのハイライトが照らした。

一瞬の内に、母が、私を抱きしめ
父は、私たち二人を包む様にして衝撃に備えた。
刹那

私の中の幸せが、轟音と共に破壊された。
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