With my boyfriend

次に目が覚めたとき、私は病室にいた。

その瞬間。やっぱり白血病だったんだ。って思った。

起き上がると、机に「目が覚めたらナースコール押してね。」と綺麗な字で書いてあった。

急いでナースコールを押すと、「かほちゃん?目覚めた?」

「はい。」

「今行くね。」

すぐに看護師さんが来てくれた。

「かほちゃんの担当をすることになった看護師の谷口桜です。よろしくね。今先生とお母さんこっちに向かってるそうよ。」

担当の桜さんは、26だって。

清禾医科大の看護学部はトップクラスだから、優秀なんだろうなって思った。優しそうで安心した。

ガラガラ

「かほちゃん、目覚めたんだね!今日からかほちゃんの担当医になります。高橋沙優です。もう気づいてるかしれないけど、かほちゃんは白血病だった。今日から入院して来週から治療初めていこうね。」

「はい。沙優先生。よろしくお願いします。」

「辛いこともあると思う。でも、元気になるために頑張ろう!先生も一緒に頑張るからね。」

「何か困ったこと、辛いこと。なんでも言ってね。もちろん嬉しいことだって。」

桜さんも言ってくれた。

お母さん泣いてた。

「よかったね。かほ。いい先生と看護師さんに出会えて。頑張ろう。あなたなら大丈夫。お母さんもサポートするから。」

こんなに私を支えてくれる人がいるから頑張ろうって心に誓った。
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