俺に溺れろ
「ね〜見て〜!校門にスッゴいかっこいい人いるよ!!!」



「本当だー!誰かの彼氏かな?」



みんなが口々に言っている



どれほどのイケメンだろ



まぁ私には関係無いけどね



「じゃあ帰るわ、亜美また明日ー」



「うんバイバイ〜たまには一緒に帰ってよね♪」



「うん!わかってるー!」



そうしてわたしは教室を後にした



下駄箱を見ると真凪の靴はなかった



もう行ったのか…



一緒に行こうと思ったのに…



外に出てみると校門にみんな視線が集まっている



近づいてみると



「あの〜誰か待っているんですかぁ?」



「3年の藤城紗凪っている?」



「あ、あの可愛い先輩ですかぁ?呼んでくるんでぇ連絡先教えてくれませんかぁ?」



「私がどうかしたの?」



「紗凪行くぞ」



そこには蓮二がいた




律義に迎えに来てくれたのか







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