俺に溺れろ
「じゃあそろそろ解散するか」



まさの一声で今日は練習終了となった



「紗凪俺今から用事あるから蓮二に送ってもらえよ」



「わかったじゃあまた後でね」



真凪がいるときは必ず一緒に帰ってる



「蓮二送ってー」



「おぅ。待ってろ」



蓮二も時間などが合えば三人仲良く帰っている



「お待たせ。じゃあ帰るか」



私は蓮二のバイクに跨り、一緒に帰った



「ねぇ、やっとデビュー出来るんだ。でも実感湧かないな」



「俺も。お前ら俺の命令みたいな形でバンド始めたけど本当にこれでいいのか?」



「蓮二が誘ってくれたおかげで私にも生きがい見つかったんだよ。逆にこっちが感謝してるよ」




「そっか」



心なしか蓮二の顔が蓮二の顔ヘルメット越しにでもわかるくらい赤かった



「蓮二、顔赤いよ」



「うるせぇ。寒いだけだ」



寒いって…



今7月の後半なんだけど…
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