ボットウーマン!
でも明莉はこの学校をとても気に入っている。先よりも今、瞬間を楽しむために全力を注ぐ彼らは、明莉が過ごせなかった青春を過ごしていて羨ましくなる。
二十分で事足りるテストを五十分も時間を与えなければならないのは試験官にとっても苦痛だ。試験監督は明莉にとって教師という仕事の中で嫌いな業務ベストスリーに入る。本を読むわけにも仕事をするわけにもいかず、ただ寝ている生徒をじっと監督する。退屈だ。
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