あのすずの音が忘れられない
僕とすずの毎日

すずと付き合うことになった時、その時すずには彼氏がいた。

だけど必死のアタックで僕は何とかすずを手に入れた。

僕の一目惚れだった。

僕の過去の彼女達には、キツイ、ケバい、わがままという共通点があった。
そんな女達に振り回されることに疲れたので、ふんわり系のかわいらしーい、おとなしそーなすずを見た瞬間にいいなぁと思ったのが始まりだ。

まぁ、可愛いのは最初だけだったんだけど。負けず劣らずのわがままだったけど。

「ねぇ、すず」
「なぁに、ジュンジさん」
「何で僕と付き合ったの?」
「えっとね、顔かな。」
「顔!?」
「そう、顔」

おかしいな、そんなにかっこいいわけではないんだが。

「え、すずは目つきが悪いのがタイプなの?」
「ううん、世の中の不幸を背負って生きてますって顔が好きなの。」
「そ、そうなんだ」

僕、そんな顔だったんだ…
「うん」

僕の彼女は変わっている。
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