先生は私の旦那様
次の日、碧と尚樹の部活の終わる頃に学校へ行き旅行の話をした。

碧は昨夜のうちに話をしてあったがそれても尚樹と一緒に、大喜びしてくれた。


「行く!行く!! 部活以外暇だし、名古屋なんて行った事ない! って言うか名古屋って何処だ?」と尚樹が喜びつつ真顔で聞いてきた。


すると碧が「あんた名古屋も知らないの? 名古屋は愛知県にあるのんだよ! そんな事も知らないの? アホ!」と言い呆れられていた。


「馬鹿! 俺だって名古屋ぐらいは知ってる名古屋グランパスが有る所だからな!! でも愛知県って知らなかった…そんな事よりスッンゲー楽しみ!」


尚樹はよっぽど嬉しいのか「色紙は何枚持って行こう?」「グランパスのユニホームシャツのほうが良いかな?」「カメラはスマホが有るから良いよな?」「握手出来るかな?」と、ひとりでブツブツ言っている。


私は、少し呆れて

「尚樹?名古屋に行くんだけど、グランパスの選手には会えないと思うよ?」と言うと

すかさず碧も「絶対に会えない!!」と言う。


すると尚樹は少し残念そうにしていたがそれでも

「3人で旅行なんて初めてだもんな? それだけでも俺嬉しいわ!」と喜んでいた。


稀美果は3人では無く4人だけどね!?と、苦笑する。





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