先生は私の旦那様
碧と途中で別れ、誰も居ない離れへ帰って来た。


いつもだったら八重さんが出迎えてくれるのに…
なんだか寂しいなぁ…


夕飯は直寿が頼んでくれていたおかげで八重が運んで来てくれた。


「八重さんありがとう。」

「今日は稀美果様の好きなビーフシチューですよ。」

「ヤッター!八重さんのビーフシチューレストランのより美味しいのよね!」

「褒めて頂いて有難うございます。」

「ところで八重さんお願いがあるの…」

「何でございましょ?」

「明日からまたお弁当をお願い出来ないかしら?」

「申し訳ございません。それは出来ないのです。大奥様から手伝ってはいけないとキツく言われておりまして…今日は直寿様からでしたので…」


もぅーお祖母様の意地悪!


稀美果はダイニングテーブルに食事の用意をして直寿の帰りを待って居た。


「後は直寿が帰って来たらビーフシチューを温めるだけね!」






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