先生は私の旦那様
「あっそうだ!はいお土産!」



稀美果は、碧と波瀬川尚樹にお土産を渡す。



「ありがとう」「やったーやっぱり稀美果は俺の事忘れなかったんだな」とふたりとも喜んでくれた。



「名古屋港水族館?稀美果、誰と行って来たの?まさか彼氏出来たの!?」と碧は驚く。



「え、いや…家族と旅行に…」と稀美果が小さな声で言う。



すると波瀬川尚樹は「だよな!家族とに決まってるよな!碧、変な事言うなよ!マジビビったし!」と安堵の顔を見せる。



直寿は家族だもん嘘はついてないよね…



「あー可愛い!」と碧はお土産を見て歓声を上げる。



「可愛いでしょ?私はこれなんだ」と稀美果は携帯を出す。


携帯にぶら下がっているのイルカのイニシャルマスコットのストラップ。



碧と波瀬川尚樹にはシャチの携帯クリーナーストラップ。



「あっ稀美果それってさカップルで持ったりするんじゃない?やっぱり彼氏と行ったんでしょ!?」



「ちっ違うって可愛かったからだよ!」



碧に突っ込まれて稀美果は焦ってしまう。

本当は直寿とお揃いで買ったのだ。

さすがに直寿は携帯には付けれないから車の鍵に付けている。



そんな中「ん?なんで碧と俺がお揃いなんだよ?!」と波瀬川尚樹は気に入らなそうに言う。



「なに?気に入らないなら返してよ!」と言うと「いや!いるいる!気に入った!」と言って既に携帯に付いているストラップを外しそれを付け喜んでくれる。


碧も「私も尚樹とお揃いって言うのは気に入らないけど、可愛いから許す!」と言って喜んで付けてくれた。



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