先生は私の旦那様
昨夜はあのまま寝てしまったせいか朝方目が覚めてしまった。



稀美果の隣では直寿がぐっすり眠っている。



直寿を起こさないように起きシャワーを浴び洗濯し学校の準備をする。

キッチンをに入ると昨夜の食器は洗って片付けられていた。

勿論直寿が片付けてくれたのだろう。

稀美果はお弁当を作り朝食の用意をする。

稀美果が先に食事をしていたら直寿が起きて来た。



「おはよう、稀美果早いね」 



「おはよう…今日は部活の用で早く出かけるから…」



稀美果は自分の食器を片付け直寿にコーヒーを淹れ。

デーブルの上にはお弁当が2つ置いてある。

稀美果はお弁当を2つとも鞄に入れる。



「稀美果それ…」



「癖でつい二人分作っちゃうんだよね!でも直寿は必要ないでしょ?美味しいお弁当作ってくれる子達が居るもんね!?それに胸の大きな三井先生にだって鼻の下伸ばして頼めば喜んで作ってくれるんじゃない?」



稀美果は玄関へと向かう。



「稀美果、違う…ちょっと待て!」



「時間がないの部長の私が遅れると困るから!」



稀美果は直寿の腕を振り払い玄関を出た。







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