この手で、あなたを

「それは確かに?」

「えぇ、我々はてっきりこの家のお孫さんか娘さんかと。じゃあ、通報者は一体―…」

 だがそのとき、ほかの警官から呼ばれ、話を中断した。

「ちょっとだけ失礼します。のちほど詳しくお話を聞かせていただきますね。被害届けの件もありますので」

 警官は忙しそうに、呼ばれた人の所へ走って行った。

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