変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
「いらっしゃいませ。瀬戸様ですね。お連れ様が、奥のお部屋でお待ちです」
お店の人に案内され、奥の部屋へ進む。
美味しいと定評のあるイタリアンのお店の一室で、葉山 駿と向かい合わせに腰掛ける。
駿と会うのは、あの会議室の件以来だ。
個室に現れた私に、駿が、口角をわずかに上げ少し笑った。
「来てくれて嬉しいよ。美咲」
「こんばんわ…」
・・・・・
イタリアンのコースは、盛り付けも美しく、どの料理も美味しかった。
だけど、頭に散らつく矢野さんの笑顔と、一緒に作った料理の数々。
「お料理は以上でございます。何かご用がございましたら、お知らせください」
テーブルに、デザートの洋梨のタルトと、エスプレッソコーヒーを置いたウエイターが、綺麗にお辞儀をして下がる。
お店の人に案内され、奥の部屋へ進む。
美味しいと定評のあるイタリアンのお店の一室で、葉山 駿と向かい合わせに腰掛ける。
駿と会うのは、あの会議室の件以来だ。
個室に現れた私に、駿が、口角をわずかに上げ少し笑った。
「来てくれて嬉しいよ。美咲」
「こんばんわ…」
・・・・・
イタリアンのコースは、盛り付けも美しく、どの料理も美味しかった。
だけど、頭に散らつく矢野さんの笑顔と、一緒に作った料理の数々。
「お料理は以上でございます。何かご用がございましたら、お知らせください」
テーブルに、デザートの洋梨のタルトと、エスプレッソコーヒーを置いたウエイターが、綺麗にお辞儀をして下がる。