変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
2.重症な患者
「緒方先生、お疲れさまでした」
「おう…」
ふわぁ……
昨夜から未明にかけて、やけに救急外来が多い日だった。やっと眠れる。
まあ、眠れると言っても、日勤もあるから、まとまった睡眠時間は確保できないのだが。
「ねみーーぃ…」
シャワーを浴びて、ひと眠りしようと、うとうとし始めたところで、叩き起こされた。
RRRRR
「………なんだ」
電話は、救急外来の受付からで、一刻を争う症状の患者がいるから、診てやって欲しいと言う。
「どんな状態だ?………分かった。すぐ行く」
診察開始まで、あと40分。
それを待てないくらい怪我が酷いのか…
僅かに緊張しつつ、診察室へ向かった。
「おう…」
ふわぁ……
昨夜から未明にかけて、やけに救急外来が多い日だった。やっと眠れる。
まあ、眠れると言っても、日勤もあるから、まとまった睡眠時間は確保できないのだが。
「ねみーーぃ…」
シャワーを浴びて、ひと眠りしようと、うとうとし始めたところで、叩き起こされた。
RRRRR
「………なんだ」
電話は、救急外来の受付からで、一刻を争う症状の患者がいるから、診てやって欲しいと言う。
「どんな状態だ?………分かった。すぐ行く」
診察開始まで、あと40分。
それを待てないくらい怪我が酷いのか…
僅かに緊張しつつ、診察室へ向かった。