年の差恋愛
…朝、亜美は目を覚ましたが、まだ目覚ましが鳴っていないので、茂の温もりに寄り添いながら、目を閉じていた。
今日からまた仕事だ。熱も下がり、茂の看病のおかげで、すっかり元気になっているので、お休みはない。
そんなまどろみの中、目覚ましが鳴る。亜美は慌ててそれをけすと、ホッとためいついた。
「…おはよ」
「…おはようございます」
目をこすりながら、茂が言う。亜美もそんな茂が可愛いなんて思いながら、挨拶を返した。
「…風邪は?」
「…茂さんのおかげで、すっかり良くなりました。ありがとう」
そう言うと、茂は亜美をぎゅっと抱き締めた。
「…茂さん」
「…ん」
「…この指輪。外しておいた方がいいですよね」
亜美は、自分の左手を上げてみせる。
「仕事に支障が出るなら、外しておいてもいいが、そうでなければしてて欲しい」
「…でも、茂さんとこの事がバレたらと思うと」
「…まだ、そんな事気にしてるのか?」
「…離れ離れになるのは嫌ですから」
そう言ってシュンとすると、茂はフッと笑った。
「…まぁ、部署異動は免れないが、支社へ飛ばされる事はない」
「…なんで、言い切れるんですか?」
「…ん?俺だから」
なんて言って笑う茂に、亜美はただただ首をひねるばかりだった。
今日からまた仕事だ。熱も下がり、茂の看病のおかげで、すっかり元気になっているので、お休みはない。
そんなまどろみの中、目覚ましが鳴る。亜美は慌ててそれをけすと、ホッとためいついた。
「…おはよ」
「…おはようございます」
目をこすりながら、茂が言う。亜美もそんな茂が可愛いなんて思いながら、挨拶を返した。
「…風邪は?」
「…茂さんのおかげで、すっかり良くなりました。ありがとう」
そう言うと、茂は亜美をぎゅっと抱き締めた。
「…茂さん」
「…ん」
「…この指輪。外しておいた方がいいですよね」
亜美は、自分の左手を上げてみせる。
「仕事に支障が出るなら、外しておいてもいいが、そうでなければしてて欲しい」
「…でも、茂さんとこの事がバレたらと思うと」
「…まだ、そんな事気にしてるのか?」
「…離れ離れになるのは嫌ですから」
そう言ってシュンとすると、茂はフッと笑った。
「…まぁ、部署異動は免れないが、支社へ飛ばされる事はない」
「…なんで、言い切れるんですか?」
「…ん?俺だから」
なんて言って笑う茂に、亜美はただただ首をひねるばかりだった。