年の差恋愛
そして…
洋一とあけみが帰ってから週末まで、亜美と茂は一度メールしただけで、会うことはなかった。
こんな時だから、なおさら会いたかった。亜美は茂に抱きしめてもらって、茂は亜美を抱き締めて、互いの愛を確かめ合いたかった。
でも、それではいけない気がした。
二人の今後を考えるなら、一人になって考えた方がいいと思ったから。
そして金曜日。明日、明後日は二人ともお休みだ。その時に、色んな話をしようと話し合っていた。
亜美は6時過ぎに帰宅した。
茂は、8時過ぎに仕事を終え、帰り支度していると、専務に夕食に誘われ、共に会社を出ると、専務の車に乗り、料亭に向かった。
奥の座敷に通され、懐石料理が四人分並んでいる。…専務と茂の二人のはずなのに、後二人分は一体誰の?
茂は不信に思いながら、席に着く。
「…専務、なぜ私の隣に座るんですか?」
「見ての通り、後二人来る」
「…誰ですか?社長や、常務ですか?」
茂の言葉に、専務は笑う。
「…今日は、社長は来ない。常務とその娘さんが来るんだ」
「なっ…」
「常務の娘さんは、もう30歳なんだが、まだ独身でね。もう直ぐ全部署の統括部長になる君と、是非縁談をとおっしゃってるんだ。彼女は、仕事も出来て、とても綺麗な女性だし、若いお嫁さんなんて、いいだろ?」
「専務、私には「あー、来た来た」
茂の言葉など、聞く耳も持たず、専務は常務と娘を招き入れた。
こんな時だから、なおさら会いたかった。亜美は茂に抱きしめてもらって、茂は亜美を抱き締めて、互いの愛を確かめ合いたかった。
でも、それではいけない気がした。
二人の今後を考えるなら、一人になって考えた方がいいと思ったから。
そして金曜日。明日、明後日は二人ともお休みだ。その時に、色んな話をしようと話し合っていた。
亜美は6時過ぎに帰宅した。
茂は、8時過ぎに仕事を終え、帰り支度していると、専務に夕食に誘われ、共に会社を出ると、専務の車に乗り、料亭に向かった。
奥の座敷に通され、懐石料理が四人分並んでいる。…専務と茂の二人のはずなのに、後二人分は一体誰の?
茂は不信に思いながら、席に着く。
「…専務、なぜ私の隣に座るんですか?」
「見ての通り、後二人来る」
「…誰ですか?社長や、常務ですか?」
茂の言葉に、専務は笑う。
「…今日は、社長は来ない。常務とその娘さんが来るんだ」
「なっ…」
「常務の娘さんは、もう30歳なんだが、まだ独身でね。もう直ぐ全部署の統括部長になる君と、是非縁談をとおっしゃってるんだ。彼女は、仕事も出来て、とても綺麗な女性だし、若いお嫁さんなんて、いいだろ?」
「専務、私には「あー、来た来た」
茂の言葉など、聞く耳も持たず、専務は常務と娘を招き入れた。