年の差恋愛
4.沢山の壁
亜美と茂は、2人の休みを使って、茂の両親へ挨拶に向かった。
…案の定、茂と亜美の年齢差に、かなり驚いていたが、思ったより好印象で、2人の交際も、結婚も快く承諾してくれた。
茂の両親は、共に65歳。茂は49になるというのに、なかなか結婚をしようとしないので、大変心配していたが、やっと肩の荷が下りると笑いながら言ってくれた。
…問題は、亜美の両親の方だ。
2人は、緊張の面持ちで、亜美の実家を訪れた。
あけみは、2人を笑顔で出迎えてくれた。しかし、洋一は、まだ仕事の為帰ってきていないという。美容師も定時で終わる仕事だが、定時ギリギリに入店して来た客の相手はしなければならない。
「ごめんなさいね。今日は、絶対定時に仕事は終わらせてねって言ってあったんだけど」
「…いいえ。仕事なんですから仕方ありません」
あけみの言葉に、茂は微笑みそう言った。
「…洋一が帰って来るまで、話は待った方がいいかしら?」
「…いいえ。先に、お母様に聞いていただきたいです。私と、亜美さんの思いを」
「…そうね、洋一より先に聞いておいた方が良さそうね」
…そして、2人の思いを、あけみに全て打ち明けた。
…案の定、茂と亜美の年齢差に、かなり驚いていたが、思ったより好印象で、2人の交際も、結婚も快く承諾してくれた。
茂の両親は、共に65歳。茂は49になるというのに、なかなか結婚をしようとしないので、大変心配していたが、やっと肩の荷が下りると笑いながら言ってくれた。
…問題は、亜美の両親の方だ。
2人は、緊張の面持ちで、亜美の実家を訪れた。
あけみは、2人を笑顔で出迎えてくれた。しかし、洋一は、まだ仕事の為帰ってきていないという。美容師も定時で終わる仕事だが、定時ギリギリに入店して来た客の相手はしなければならない。
「ごめんなさいね。今日は、絶対定時に仕事は終わらせてねって言ってあったんだけど」
「…いいえ。仕事なんですから仕方ありません」
あけみの言葉に、茂は微笑みそう言った。
「…洋一が帰って来るまで、話は待った方がいいかしら?」
「…いいえ。先に、お母様に聞いていただきたいです。私と、亜美さんの思いを」
「…そうね、洋一より先に聞いておいた方が良さそうね」
…そして、2人の思いを、あけみに全て打ち明けた。