たとえ見えなくなっても、私には。
本当はすごく、すごく怖いよ。
それは当たり前だと思う。


「瞳美、急ごっか!!」

「うん!」

教室の前、元気に話し合う。
外では桜の花がひらひらと落ちていた。




ガラッ


「おはよー!!!!」

聡支君が元気に教室に入って私がその後ろから教室に入る。
私は身長150cm、聡支君は175cm。
だから私はすっぽり隠れちゃう。


「おー、おっはよー!!」
「はよーー」 「おはー」


みんなからたくさんの挨拶がかえってくる。
私たちの通う学校は1、2年と同じクラスで3年に上がる時にクラス替えがあるからクラスメイトは1年の時と変わってない。
それはすごく楽。


「ひーもおはよー」


「おはよう〜」


聡支君と少しずれて入ったらみんなの視界にも入ったみたいでみんな挨拶してくれる。
ひーは私のあだ名みたいw
私は可愛いあだ名で好き。


今、私はすごく平和。
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