紅いワイン

「そんなことを小説で知った百合さんは、あの日の夕食後の『いつもの行為』のあと、あなたに問いつめた。

 もしかすると、私もヴァンパイアにされてしまうんじゃないかと。

 そして、零くんに訴えた。

 もう血を吸うのをやめて欲しい。でないと、家族に秘密をばらす。

 そのような事を言われた零くんは怒って、再び『いつもの行為』をした」

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