紅いワイン

「ちょっと待って下さい。

 その小説を、姉さんが本当に読んでいたという証拠はあるんですか?

 その小説からヴァンパイアの知識を得たと、

 なぜ断定できるんです?」

 零は、口を尖らせた。

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