ステップ・アップ
「あ...あの...何か?」

「あなた、良い役者になりそう。」

「えっ?....」

今、何て言ったの?

「あなたとは、また 出会える気がするわ。」

「えっ?いや!私は別に役者になりたいわけでは!」

「それでは、また。」

と言って、一緒にいた人と去って行った...。
あの人 確かに「良い役者になる」って 言ってた。
何故そんな事を言ったのか 不思議で仕方がなかった
当然自分でも分かってはいるけど 決して上手いとは
思えなかったし...。

あっ!早く家に帰らなくちゃ。
 
私は、家へと向かった。

(続く)


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