ストロベリーショートケーキ<第一話>気が付けばそこは
まぁいいや

今日の目的はケ−キバイキング。店内のケーキ食べ尽くすのがフードファイターたるあたしの使命なんだから

そしてあたしが一個目のモンブランを口に入れようとした時

「いらっしゃいませ甘里 美留久さん…あなたのような方に来ていただけるとは思いもよりませんでした」

などと声をかけて来やがった。

連れの美紀は

「タイプやわ〜」

などとほざいとる。

確かにヨーロッパ帰りのエリートらしく気品溢れる顔立ちではある。

「アンタみたいなボンボンがあたしの事を知ってるなんて意外ね。でもちょっと顔がいいぐらいであたしの神の舌を誤魔化せるなんて思わない事ね」

早くも一触即発モード突入!
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