ストロベリーショートケーキ<第一話>気が付けばそこは
「さすが甘里 美留久さん…完食もさる事ながら美しい食べ方、あなたはフードファイターなんて小さな括りで縛り付けられるような女性じゃない。本物の味を知る美食家ですよ」

なんて言って来た。

敗北宣言かな?

でも右手に持ったアレは…

「あ、気付きましたか?これは、僕が求める究極のストロベリーショートケーキなんですよ」

自信満々の黒砂糖

「でもさ、何でメニューに乗っけてないの?選ばれた客専用とか言うんじゃないでしょうね?」

いちいち好戦的なあたしに苦笑いを浮かべた黒砂糖…
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