PureLove
結果は勿論。
由宇と裕也。亜季としろたん。私と結城君のペア。
それぞれ、お化け屋敷に入ってく。
そして、私達の番。
「…大丈夫?」
何かを悟ったのか結城君が聞いてくる。
「うん、平気。折角来たんだし楽しまないと」
覚悟を決めて、お化け屋敷に入ってく。
薄暗い景色。
覚悟を決めて入った筈なのに途端に恐怖心が襲ってくる。
私は思わず、結城君の裾を掴んでしまった。
「…裾、掴むのやめてくんない?」
「あ…ごめんなさい」
私はいそいで裾を放す。
きっと、怒ってる。
暗やみで顔が見えにくいけど。
苦手なの無理して入って恐くなって裾捕まれてたら、たまったもんじゃないよね。…最初から入んな。って思うよね…
「…ほら、手」
「え…?」
怒られると思っていたのに代わりに差し出された手。
「裾捕まれるより、いいから。」
「あ、うん…」
私は結城君の手を借りた。
伝わってくる体温に、不思議と恐怖心が和らぐ。
「…俺が傍にいるし、恐いなら俺にしがみついてくれて構わへんよ。」
由宇と裕也。亜季としろたん。私と結城君のペア。
それぞれ、お化け屋敷に入ってく。
そして、私達の番。
「…大丈夫?」
何かを悟ったのか結城君が聞いてくる。
「うん、平気。折角来たんだし楽しまないと」
覚悟を決めて、お化け屋敷に入ってく。
薄暗い景色。
覚悟を決めて入った筈なのに途端に恐怖心が襲ってくる。
私は思わず、結城君の裾を掴んでしまった。
「…裾、掴むのやめてくんない?」
「あ…ごめんなさい」
私はいそいで裾を放す。
きっと、怒ってる。
暗やみで顔が見えにくいけど。
苦手なの無理して入って恐くなって裾捕まれてたら、たまったもんじゃないよね。…最初から入んな。って思うよね…
「…ほら、手」
「え…?」
怒られると思っていたのに代わりに差し出された手。
「裾捕まれるより、いいから。」
「あ、うん…」
私は結城君の手を借りた。
伝わってくる体温に、不思議と恐怖心が和らぐ。
「…俺が傍にいるし、恐いなら俺にしがみついてくれて構わへんよ。」