君と家族と恋愛と。
家族未満
あれから1ヶ月

引っ越しの片付けも終わり、私は、

私の中の慧人君の記憶を荷物と一緒にしまった。


「良かった。ママがあんなに笑ってるの久しぶり見た」

「俺も良かったよ、父さん楽しそうだし」


胸の奥がチクチクする

慧人君は、今に満足してる。


「私ってそのくらいだったんだ。」


そう思うのが一番楽だから





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