居場所をください。
それから私がお風呂に入り
入れ替わりで貴也が入った。
ブログでも書こうかな。
私は写真をカメラやスマホからパソコンへ移し
ブログを書いた。
夏音のお兄さんもしっかりね。
「ブログ?」
「あ、貴也早いね。
うん、ブログだよ。
もう書き終わったけど。」
更新、と…。
「最近毎日貴也がブログに登場するから
貴也が出なくなったら破局した!
とか言われそうじゃない?」
「そうなったらどうすんの?」
「えー?
貴也から別れてって言われたときは別だけど
そうじゃないなら違うわけだし
別になにもしないよ。
別れたら認めるだけだけど
わざわざ否定することでもないかな。
だから別れたくなったらちゃんと言ってね。
じゃないと私いつまでも世の中に
破局しました!って言わないから。」
「言わねーよ。あほか。
別れるときは美鈴からじゃねーの。」
「そのほうがありえないね。」
私がそういうと貴也は微笑んだ。
これじゃバカップルみたい、と思ったけど
それもいいよね。
たまにはね。
「好きだよ。」
私がそういうと貴也は微笑んだまま
私にキスをした。
「俺も。」