居場所をください。
「つかブログ書かねーの?」
「あ、そうだった。」
私はまたブログを書き出した。
えーと、今日は……………
15分後ー
「あー、書けた。」
「お疲れ。」
「ありがと。」
さてと、台本も読まないと。
私は鞄から台本を取り出した。
「台本?」
「あ、うん。
明日MV取るからそれのね。
まぁ動きとかだけど。」
流れは把握しときたいしね。
とりあえず2曲分、私は頭のなかで
流れを構成した。
「貴也明日何時?」
「9時にこいってさ。
迎えなし。」
「え?そうなの?」
「まぁ明日はドラマの撮影ねーしな。」
「そうなの?」
「明日は俺の場面の撮影ねーんだよ。
だから明日は早く終わる。」
「そっかぁ、よかったね。」
「美鈴は?」
「私は8時迎えでまた夜まで。
だから明日は貴也ここ来ても待たせちゃう。」
「ふーん。
まぁ俺行くとこあるしいいよ。」
「どこ行くの?」
「え?あー
たまには母さんに顔見せようかなって。」
「へー、そっか、
いいじゃん。きっと喜ぶよ。」
私がそういうと
貴也は優しく微笑んだ。