居場所をください。
「でも夏音には言った?」
「言った。
美鈴と飯食って来る~。っていったら
俺が女と二人ってことより
美鈴が俺とってのが気にくわないらしい。
あいつ、俺より美鈴だから。」
「はは、そりゃそーだ。」
「ったく。
それよりどこ行く?」
「あ、決めてある。
行こ。」
私は高橋と予約したお店へ向かった。
「……………ここ?」
「うん。入ろ。」
なぜだか立ち止まる高橋を連れて
私は中へ入った。