居場所をください。
翌日ー
「んー…眠い…。」
「珍しく寝起きわりーな。」
誰かさんが寝かせてくれないから…。
「ほら、出掛けるんだろ?」
「……………うん、起きます…。」
眠いけど私は体を起こした。
「よし。」
そういって私の頭を撫でた。
「飯作ったけど食う?」
「当たり前じゃん。」
貴也のご飯を残すなんてあり得ない。
というかこの人早起きだね。
何時に起きたんだろ。
「なら顔洗って歯磨いて着替えてこい。」
「はーい。」