居場所をください。
「おまた~。みんなお茶でいいよね。」
そこに颯太が戻ってきた。
「で、なんの話してたの?」
「美鈴の話。」
朔也が答える。
「え!俺も混ぜてよ!」
「颯太、そんな明るい話じゃないし。」
「え、なになに。」
「美鈴、前はもっと笑ってたのに
また冷めたって話。」
「え、美鈴が笑ってた?
あの美鈴が?」
「あぁ、テレビで見るより
もっと明るかったな。」
朔也の言葉にただただ驚く。
美鈴の笑顔なんて見たことない。
テレビでも避け続けてた私には……………
「で、颯太。CDは?」
「あぁ、ってかMVのDVDもあるよ。
見る?」
「あぁ。」
岳人がそういうと
颯太はせっせと支度をした。