居場所をください。
美鈴side
あっつー…
部屋に入ると空気があつくて
すぐにエアコンをつけた。
小窓とかほしい。開けときたい。
あ、ママに電話しとこ。
『プルルル…プルルル
もしもし?』
「あ、ママ?藍子に会ったよ。」
『ほんと!?』
「うん。もう大丈夫だよ。
たぶん今日は帰るから。
それに、一緒にいた人たちも
そんな悪い人たちじゃないから。
藍子もきっと話してくれると思う。」
『そう…。よかった。
ありがとね。』
「いいよ~。
じゃあ私仕事あるから切るね。
またねー。」
報告だけして電話を切った。
さーて、歌詞やらないと。
私はパソコンを取り出して
歌詞を考える。