居場所をください。



「…夏音に頼んでみるとか。」


「夏音?

あぁ、夏音は頭もいいし真面目だし

先生にも人気あるもんね。」


「あの教頭、夏音お気に入りだし。」


「えー、きも。」


「だろ。

でも夏音ならいけそうじゃん。

それにさぁ、美鈴を後夜祭に呼ぶの

意外と先生たちもノリノリだったし。」


「私先生たちとまともに喋ったことすらないけど。」


「まぁ頼むだけ頼もうぜ。」


「とりあえず編集部には俺らから言っとくし

学校側にもアポとっとくから

あとは美鈴の頑張りだな。

回りたいなら説得させろよ。

無理なら普通に仕事だから。」


「はーい。」


「とりあえずはこんなもんか。

あとはこっちで決めるとして。

もう少しでお昼だし終わるか。」


「やったー!お腹すいたぁ。」


「美鈴、今日俺でかけるから

もう会えないし言っとくけど

明日はレコーディングだし

喉痛めんなよ。

8時に佐藤が迎えにいって11時歌いれ。

2曲まとめてとるから。

明日はレコーディング早く終われば仕事終わり。

長くかかれば終わるのも遅くなるからな。」


「明日レコーディングだけってこと?」


「美鈴は安定しねーからな。

レコーディングすぐ終わるときもあれば

すげー時間かかるときもあるし

あとに仕事入れられねーよ。」


「はは、そっか。

まぁ頑張りまーす!」


「さてと、俺は行くから。

あとは佐藤頼んだ。」


「はい。」


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