居場所をください。
それから私は長曽我部さんとレッスン場に向かった。
「じゃーな。102スタジオ。」
「了解しました。」
私は一人で中に入る。
ここにも慣れてきたんだ。当たり前だけど。
今日は演技からか。
確か貴也と同じ先生だっけ。
「おはようございます。
よろしくお願いします。」
中に入るとすでに先生がいた。
演技か…。なんか恥ずかしいなー、
「まずは恥じらいを捨てましょう。」
うわ、いきなり言われたよ。
「あなたの場合はMVからだから
表情の作り方からね。」
はいはい。