居場所をください。



「どう?いい?」


「あぁ、いいよ。」


「よかった。」


長曽我部さんもちゃんも

ジャケットスタイルとなっていた。


「とりあえずさっさと行かねーと。」


「どこ行くの?」


「クルージング。」


「え!船?初めて~。」


「19時出航だから。

父さん会社迎えいくぞ。」


「はいはーい。

あ、靴は?」


「は?ねーの?」


「履いてきたやつでいいの?」


「どれ。」


「ビジューのやつ。」


「あぁ、あれでいいよ。

行くぞ。」


「カバンないからスマホポケット入れて~。」


「ったくしかたねーな。」


私はスマホを長曽我部さんに預けて

一緒に車に乗り、会社を目指した。



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