居場所をください。




15分くらいして、長曽我部さんと社長が戻ってきた。

外はガヤガヤしてるけど、すぐにドアが閉められ

すぐに発車した。


「美鈴、もういいよ。」


長曽我部さんの言葉に私は体を起こした。


「ごめんな。」


「なんで社長が謝るの?」


「あの事務所の責任者だから。」


「ふふ、別にいーよ。

それより髪の毛崩れてない?」


「あぁ、大丈夫。」


よかった。


「ねぇ、船大きい?」


「そりゃでかいよ。

じゃなきゃ酔っちゃうし。」


「私船って初めてなの。

楽しみ~。」



ってこれじゃ子供みたいだけど

まぁ子供だしいいよね。



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