居場所をください。
「どうする?美鈴ちゃんに言う?」
「……いや、瑠樹に連絡しろ。」
「まぁ美鈴は呼んでもこんな時間にこんなとこ来ないだろうし。」
「あいつがいるっつったらますます来なそうだしな。
帰ってくるのを待つって言うくらいだから。」
俺らの意見はまとまり、
岳に言われて俺が瑠樹に電話をした。
『なんだよ。』
「今から岳んちの近くのファミレス来て。」
『はー?今から?
つーか俺17歳。もう入れねーだろ。』
「俺らが中にいるし。
とにかくさっさと来いよ。
急げよ。」
『チャリ使っても15分くらいかかるわ。』
「さっさとしろよ。」
『はいはい。』
俺は返事を聞き、電話を切った。
「来るって?」
「15分くらいだとさ。」
「あいつ、帰らねーといいけど。」
「とりあえず腹へったしなんか食うかな。」
「亜樹はのんきだな。」
飯食いに来たんだし当たり前だろ。