居場所をください。



それから俺が頼んだハンバーグが来ると同時くらいに

瑠樹が到着した。


「うわ、久々。」


「なにその髪の毛。美鈴の真似?」


「うるせーよ。」


瑠樹の髪の毛は全体が金

前髪が茶髪になっていた。


「それよりなんか用?」


「あぁ、あそこ。」


悠斗が松野貴也を指差し

瑠樹はその姿を確認した。


「……あいつ、なにしてんだよ。」


「飯だろ。」


「亜樹も飯かよ。」


「飯食いに来たんだから当たり前だろ。」


「で、俺を呼んだ理由は?」


「まぁ相談?的な。」


岳が適当に答えた。


「なんだそれ。

まぁ美鈴は呼べねーもんな。」


「そ。だから瑠樹。」


「じゃー俺ちょっと言ってこようかな。」


「え、なにを?」


「というか質問?」


瑠樹は笑いながらそういって

松野貴也の席に近づいた。


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