居場所をください。



「はい、日替り。」


「あ、ホッケだ~。

やったね。

隼也ありがと。


いただきます。」


やっとご飯だ~。おいしい。

隼也いなかったらこれ運ぶの

一苦労だったな。


「隼也は今日なにしてたの?」


「部屋の掃除とか洗濯とか。」


「はは、大変だね。」


「しかたねーな。」


「彼女は?」


「まー普通。

向こうもまだ高校生だし

そんな会えないしな。

俺も仕事だし。」


「けんかとかしない?」


「するほど連絡とってない。」


「え、まじですか。」


「終わるかもな~。」


「そんなんでいいの?

別れていいの?」


「所詮そんなもんだったってこと。

やっぱ、会わなきゃわかんねーこと

たくさんあるしさ。


もしかしたら向こうに別の男いるかもだし。」


「……信じてあげなよ。」


「美鈴は不安になんねーの?

連絡もないし、大橋かなと熱愛ってなってて。」


「……そりゃなるけど…

信じるしかないじゃん。

私にできることなんてそれしかない。」


「……やっぱ俺にしとけば?」


「彼女いるでしょ。

そういうこと言わない。」


「スミマセン。」


っていうかいつまでそれ言うの。



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