居場所をください。
タクシーに乗り10分、
私のマンションへとついた。
「ごめんね、荷物。」
「別に。」
亜樹は私の部屋まで荷物を運んでくれた。
「ありがと。上がって。
今お茶出すし。」
「あぁ、」
っていってもほうじ茶。
温めるといい香りするんだよね。
この香りがまた癒してくれる。
「はい、どーぞ。」
「さんきゅ。」
お茶を出すなり、私はガラスの靴を出した。
「彼氏から?」
「たぶんね。
これ女のこの間で有名なの。
オーダーメイドで作るためには
半年以上前に予約しなきゃなの。
だからこんな形で渡すとは思わなかっただろうな。」
「は?そんなに?
ばかじゃん。」
ばかだよ、ほんと。
どんだけロマンチストなの。
でもどんだけクサくても嬉しいものです。