居場所をください。
自分らしさか……………
私は亜樹に言われたことを
思い出しながら後片付けをした。
高橋にも聞いてみよっかな。
『プルルル…もしもーし。』
「ひさしぶり~。
あのさ、高橋って女の子の服
どんなのが好き?」
『はぁ?』
「難しいなら夏音に着てほしい服でもいいよ。」
『似合ってればなんでも。』
「夏音に似合ってれば?」
『そ。
夏音が似合う服を美鈴が着たらまた違うし
美鈴が似合う服を夏音に着せるのも違うし。』
「ふーん、やっぱそうか。」
『似合ってればなんでも。』
「わかった!ありがと!」
『おう。』
私は電話を切った。
やっぱ似合ってればいいんだよね~。
そうだよね。