居場所をください。
それから15分後ー
「お待たせしました。
ご飯はダイニングで食べてください。」
テレビを見ていた石田弘希に声をかけ、
私たちはやっとご飯だ。
「いただきます。」
うん、おいしい。
よかった。
「これ全部手作り?」
今日はお肉が余ってたから
結局ピーマンの肉詰めも追加して
肉ばっかりだ。
「当たり前でしょ。
多かったら残してね。」
彼はいただきますと静かにいい、
私のご飯を無言で食べていた。
「おいしい?」
なんにも言わないからこっちから聞いてみた。
「うん。」
やっぱり食べてるときは喋らない人なのか
短い返事が帰ってきた。