居場所をください。



俺はとりあえずタクシーを拾った。


「送る。」


「ありがと。」


俺らはタクシーに乗り込んだ。


「美鈴、レコーディングそろそろだろ?」


「うん。明後日だよ。

だから喉痛めないようにしなきゃ。」


「マスクして寝ろよ。」


「うん。ありがと。」


どんな歌なんだろうな。

すげー楽しみ。


俺にもサンプルくれんのかな。

隼也は約束してたけど…。


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