居場所をください。
そして、到着した大好きなベジタブルのお店。
ここの野菜料理は野菜嫌いの人でも絶対食べられる。
「とりあえずお腹すいた……。」
「そればっかだな。」
「だって今日レッスン頑張ったもん。」
「待たせて悪かったな。
あ、そういえば今日と昨日食堂誰もいなかった
っていってたけど
それは本当にたまたまだと思うぞ。
俺と佐藤以外に貴也んとこ来たの
隼也とマネージャーくらいだし。」
「え、そうなの?
すっごい不気味だったよ?」
「そもそもみんなに言ってないしな。」
「え、そうなんだ。」
じゃああれは本当にたまたまか…。
あんな静かな中、ご飯はもうやだな。
「いらっしゃいませー。」
「あ、弘希だ。」
「またお前かよ。」
「ちょっと。
お客様にその態度ですか。
しかも人んちでご飯食べといて。」
「うるせーよ、おばさん。」
「おばさん!?」
「親の妹ならおばさんだろ。」
「……ちょっと。躾がなってないけど。」
「はは、悪いな。
でも思ったより仲良いんだな。」
「この前勝手に人んち入れさせといて
よく言いますね、それ。」
「あれは弘希が「2名様でよろしいですかー。」
「……やる気のない店員。」
「そ、二人。」
「こちらへどうぞ。」