居場所をください。
やっと発表です。
翌日ー
20時頃仕事を終えた私はマンションへ帰り
なぜか私の部屋には藍子と栞奈が来ている。
「いいじゃん!
美鈴んちのキッチン広いしさ~。」
「ママ、キッチン使わせてくれないんだもん。
ね、お願い!」
「……………はいはい、わかりましたよ。」
どうやら明日のバレンタインに向けて
うちにお菓子を作りに来たそうです。
「で、なにあげんの?」
「クッキー。
岳人チョコ嫌いだし。」
「小林もチョコ嫌いなんだ~。」
「美鈴も一緒に作ってよ。
材料あるしさ~。」
「ついでに教えてもらおう魂胆でしょ。」
「はは、バレたか。
まぁいいじゃん。
材料提供するし。」
「はいはい、わかりましたよ。
じゃあとりあえず手を洗いましょう。」
結局私もバレンタインは手作りになりそうです。