居場所をください。



"殻に籠った者たちよ
今こそ殻を破るとき

人は誰でも心に闇を抱えているもの
決して君だけが特別な訳じゃない
闇にのみ込まれるか乗り越えるかは
人それぞれなんだ

僕が言いたいことは
乗り越えられない人などいないということ

小さな背中を丸めた少女が輝けたように
誰でも心の底にある原石を
耀かせることができるんだ

幸せになるために生まれた僕らは
自分の手で幸せを掴むんだ
闘うからこそ楽しいというものだろう
それが人生の醍醐味なのだろう

○もしも泣きそうになったとき
僕が君の支えになるから
人は誰でも弱いものなんだ
君が弱いことも僕は知ってるから
崩れそうになったときは支え合おう
支え合う強さはなによりも強いから

君が立ち上がるためには
君が立ち上がらなくちゃいけないんだ

昨日は泣いていたかもしれない
今日も泣いてしまったかもしれない
明日も泣いてしまうかもしれない

だけどいつか笑えるときがくるから"


「はい、一曲できた!」


「はやっ。」


パソコンに向かって20分、

貴也を思って書いた詞はすぐにでき、

長曽我部さんの確認タイム。


「○がついてるとこがサビね。」


「……………変わった編成だな。」


「Aメロがきて、Bメロがきて、サビがきて

またAメロがきて……………

って流れにもう飽きた。

縛られたくない。

これも私の個性ってことで。」


「まぁいいけど。

作曲側は大変だな。」


「技術ある人なら大丈夫だよ。」



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