居場所をください。
「ごちそうさま。」
それからは静かに食べて
私は食器を片付けた。
「あと一時間で出るからなー?」
「うん。」
私はソファに戻って横になった。
「俺が座れねぇ。」
そこへすぐに弘希が来た。
「下に座りなよ。」
私がそういうと弘希は私のお腹に座ってきた。
「ぎ、ギブ!」
「さっさとどけ。」
「もう………お腹に座んなくたっていいじゃん。」
仕方ないから私はソファに座って
テレビをつけた。
「支度しねーの?」
「ご飯を食べたあとは全身の力を抜くって決めてるの。」
「ふーん。」
私は30分間
喋ることもなく、ぐったりして
テレビを見ていた。