居場所をください。
「よし、やりますか。」
「今度はなに。」
「腹筋するの。
弘希も一緒にやろ。
サッカー部だし。」
「いいけど俺負けねーよ?」
「それはどうかなー?
長曽我部さん、カウントしてー!」
「えー、俺?
しかたねーなー…」
そういって長曽我部さんはゆっくりめに
1から数え始めた。
数分後ー
「あー、もうむり…」
そういってダウンしたのはもちろん弘希。
「ほら、頑張れサッカー部。」
「どんだけ体力あんだよ…」
私は弘希を置いて
350やり終えた。
「すげーな…」
「毎日やってるからね~。」
「腹触っていい?」
「はは、いいよ。」
「……………思ったほど固くねーな。」
「思ったほど割れてない
って前も言われた。
まぁ力抜いてるし、女だしね?」
「ふーん。」