居場所をください。
そして倉庫に戻ってきたのだけど……………
「美鈴、さっさと着替えて練習再開しろ。」
長曽我部さんは私に話など
する気すらなかった。
佐藤さんはとりあえず長曽我部さんに報告。
私は着替えてみんなに混ざる。
倉庫内では私の歌と、バンドの演奏の音が響き、
そんな中で長曽我部さんと佐藤さんはなにやら
ずっと話をしていた。
「よし、15分休憩な。」
私がみんなと合流して30分、
瞬がそう言ってもう休憩。
音がやむとすかさず佐藤さんが
私に飲み物を持ってくる。
付き人みたい。
「やっぱ美鈴は声出ししてなくても
よく声が通るな。」
そう言いながら長曽我部さんもきた。
「さすがでしょ。」
「自惚れんな。」
「はーい。」