居場所をください。
それからお風呂やら
楽屋への道のりとか
なにかと私を子供扱いする長曽我部さんは
丁寧に案内していった。
「ま、こんなとこだな。」
「ものすごく丁寧な説明ありがとう。」
「なんだ、そのトゲのある言い方。」
「別に。」
「あっそ。
とりあえず着替えの練習からな。
タイム計るから。」
「はいはーい。」
私たちはまた
さっきの狭い通路にある広い部屋へと向かった。
「ここは美鈴と佐々木以外入れないから。」
「え、そうなの?」
「一応更衣室だからな。」
長曽我部さんはそういうと
佐々木さんにストップウォッチを渡して
ドアを閉めた。
「よし、全部着替えるからね!」
「えぇ!!」