居場所をください。
美鈴side
翌日ー
「よろしくお願いしまーす。」
今日はお昼過ぎからリハ。
じゃっかん昨日の疲れもあるけど
今日も頑張りますかね。
「美鈴ちゃん!」
「ハルは今日も元気だね。」
その顔見るだけでなんか元気でるよ。
しおりんはチワワのような目で
ハルを見つめてるよ。
可愛いなぁ。
「なんか疲れてるね?」
「うん、ちょっとね~。」
やはり全力で歌って踊って走ってはそこそこきつい。
あとで佐々木さんにまたマッサージしてもらおう。
「荷物おいてくるね。
今日も頑張ろー!」
私は佐藤さんと楽屋へ向かうことにした。
長曽我部さんは忙しそうだから。
「美鈴ちゃん。」
そこへしおりんがきた。
「ん?」
「私、ハルに振られちゃった。」
「えぇ!?い、いつ!?」
「昨日。
一緒に帰ったの。」
「そっかぁ…。
でもしおりんならハルより
もっといい男見つかるよー。
可愛いもん。」
「ふふ、ありがと。
でもすっきりした。」
「そっか、ならよかった。
あ、じゃあまたあとでね。」
「うん。
引き留めてごめんね。」
告白かぁ、すごいなぁ…。
告白とかしたことないや。
勇気いるんだろうなぁ…。