居場所をください。



『これはもう気になって

買いたくなっちゃいますね!

なぜそのようなことをしようと考えたんですか?』


「えーと、それも一応

内緒ということで。Secretなので。」


『基本的にあれですね、

五十嵐さんは歌詞の意味も話されないので

秘密が多いですね?』


「はは、そうですね。

でもその方がそれぞれ人にあった

聴き方ができると思うので

私はあえてなにも話しません。」


『今回のTell Youも、

歌詞の意味予想がネットで多く出ていますが

実際のところはわからないまま、

ということですね。』


「そうですね。

みなさんが自分の解釈で聴いていただければ。」


『それでは、そんなTell YouはCMのあと!』


ふぅ。


「はい、CM入りましたー!」


さてと。


「五十嵐さん、こちら

サインしていただけますか?」


と私が歌のスタンバイにいこうとすると

司会者が私をとめた。


「いいですよ。

お名前はどうされますか?」


「"エミ"でお願いします。

娘が五十嵐さんの大ファンで…

このCDも娘のを借りてきたんです。」


「そうなんですか?

ありがとうございます。」


私は"いつもありがとう♡"

とメッセージもつけた。


「ありがとうございます。」


「いえ。こちらこそ。

では私はスタンバイしてきます。」



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